ハルミチ

直前期と入試当日:生活・持ち物・声かけ

12 月から入試当日までの過ごし方をまとめました。睡眠・体調・食事の整え方、当日の持ち物と流れのチェックリスト、親の声かけの例です。

約 4 分で読めます / 更新 2026-10-31

直前期に多い不安

大幸薬品の調査(受験に同行した保護者 1,000 人、小学校〜大学受験)では、受験直前の不安は「力を発揮できるか」63.4%、「当日の体調不良」58.6% が上位でした。実際に起きたトラブルも、本人や家族の体調不良が多く挙がっています。

直前期にできることの多くは、特別な対策ではなく、いつもの生活を整えることです。

学校を休むかどうか

リセマムの調査(保護者 327 人、首都圏中心)では、直前期に学校を休んだ家庭が 74% でした。

休むかどうかは、子どものタイプによるという専門家の意見があります。学校で友達と過ごすことで気分転換ができる子もいれば、疲れがたまりやすい子もいます。クラスで感染症が出たら休む、という目安を決めている家庭もあります。

  • 本人は学校に行きたいと思っているか
  • 学校から帰ったあと、疲れて勉強できない日が続いていないか
  • 塾の先生は、どう見ているか
  • 休む場合、1 日の時間割をどうするか

睡眠・体調・食事

  • 睡眠: 入試は朝に始まることが多いので、起きる時刻を本番の日と同じにしていきます。寝る時刻を削って勉強時間を増やすより、睡眠時間を先に決めるほうが、当日に向けて整えやすくなります。
  • 体調: 手洗いや部屋の換気など、家族全員で同じ習慣をそろえます。予防接種を受けるかどうかは、かかりつけの医師に相談してください。
  • 食事: ふだん食べ慣れているものを中心にします。当日の朝食や昼食も、試験のための特別なものより、いつもの献立にしておくと安心です。食べ物について気になることがあれば、かかりつけの医師に相談してください。
  • 家族の体調: 付き添う人が体調を崩したときの代わりの人を、決めておくと安心です。

熱や腹痛、眠れない日が続く、食欲がないなど、体や気持ちの不調が気になるときは、医療機関や学校に相談してください。このサイトは体調や心の状態を判断できません。発熱などで受験できない場合の対応(別日程への振り替えなど)は学校によって違うため、募集要項で確かめておくと安心です。

当日の持ち物と流れ

前日の夜までに確かめておきたいことを、チェックリストにしました。持ち物は学校ごとに指定が違うので、必ず募集要項と受験票の注意書きもあわせて見てください。

当日のおおまかな流れは次のとおりです。学校によって集合時刻や面接の有無が違います。

  1. 決めた時刻に起きて、いつもの朝食をとる
  2. 持ち物を確かめて、余裕をもって家を出る
  3. 校門や受付で子どもと別れる(保護者が入れる場所は学校ごとに違う)
  4. 試験中、保護者は控室や近くの場所で待つ
  5. 試験後に子どもと合流し、次の試験や家に向かう
  6. 合格発表の時刻に、決めておいた方法で結果を確かめる

午前と午後に受験する日や、何日も続けて受験する場合の日程は、受験スケジュール(/schedule/)で並べられます。

親の声かけ

当日の声かけは、結果に触れない、短い言葉が使いやすいとされます。前の日までに、家族で言うことを決めておくと落ち着いて話せます。

場面ごとの声かけの例
場面言いやすい言葉の例避けたい言葉の例
朝「いつもどおりで大丈夫」「行ってらっしゃい」「今日で決まるよ」
試験のあと「お疲れさま」「何か食べる?」「どうだった?」「あの問題できた?」
思うような結果でなかった日「よくがんばったね」「明日の準備を一緒にしよう」「だから言ったのに」
連続して受験する日の前夜「今日はもう休もう」前の日の試験の振り返りを長く続けること

言葉は例です。お子さんが話しやすい言い方があれば、そちらを使ってください。

前の日の結果を、次の試験の前に本人に伝えるかどうかは、家庭によって考え方が分かれます。塾の先生とも相談し、誰がいつ伝えるかを事前に決めておくと、当日に迷わずにすみます。

プロ家庭教師の長谷川智也氏は、入試当日は普段あまり関わっていないほうの保護者が付き添うとうまくいく例が多いと書いています(統計ではなく、経験からの見方です)。付き添いをどちらがするかは、家庭の事情で決めてかまいません。

親が緊張するのは自然なことです。親自身も、食事と睡眠をとってください。

出典

塾・調査会社の調査は、その塾に通う家庭や調査に応じた人が対象です。全体の傾向とは異なる場合があります。