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判断軸ワークシート:家族それぞれの見方を並べる

受験するかどうかを考えるための、3 つの観点のワークシートです。正解を出す表ではなく、家族の見方の違いを見つける表です。

約 3 分で読めます / 更新 2026-10-31

迷っている段階は、多くの家庭が通ります

ベネッセ教育研究開発センター 2012 の調査(首都圏の小 3〜小 6 の保護者)では、小 3 の保護者の約 4 割が、受験を「まだ決めていない」と答えていました。

同じ調査では、小 6 で受験予定の保護者の 44% 以上が「やめさせようと思ったことがある」、受験予定のない保護者の 22% 以上が「させようと思ったことがある」と答えています。気持ちが揺れるのは、めずらしいことではありません。

塾講師の東田高志氏は、受験からの撤退は小 6 の夏まで可能だとしています(HugKum)。始めたあとで考えを変えることもできます。

3 つの観点

子どもの適性: 東田氏は「心の成熟度」「競争との向き合い方(競争を楽しめるか、負けを次に生かせるか)」「体の成長」を挙げています。夜 9 時ごろに眠くなるのは自然で、遅い就寝は負担になるとしています。

夢中になっている習い事があれば、それを続けて高校受験を選ぶ道もある、とも述べています。

親の適性: 東田氏は、保護者が自分の感情をコントロールできるかを、子どもの適性と同じくらい大切だとしています。送迎や学習の見守りに使える時間も観点になります。

矢萩邦彦氏は、「向いていない子」はいないが「向いていない家庭」はある、と述べています(塾選ジャーナル)。

家庭の条件: 費用、きょうだい、通学、保護者の働き方です。慶應義塾大学の王山寧洋氏らの研究(2021)では、きょうだいの数が多いほど受験する割合が下がる傾向が見られました。

マイナビ中学受験ナビとトモノカイの調査(2020 年 10〜12 月に調査、保護者 401 人)では、塾選びで「困っていることがある」が、共働き世帯で 71.6%、そうでない世帯で 53.2% でした。

観点ごとに考えたいこと

ワークシートでは、次のような問いについて、それぞれの見方を書きます。

  • 子どもの適性: 新しい環境や長い勉強時間を、今のお子さんはどう受け止めそうか。テストの結果が思わしくないとき、どう立て直しているか。夜は何時ごろ眠くなるか
  • 親の適性: 結果が出ないとき、自分は落ち着いて声をかけられそうか。送迎や見守りに、平日と週末でどれくらい時間を使えるか
  • 家庭の条件: 受験までと 6 年間の費用を、家計の中でどう考えるか。きょうだいの予定とどう重なるか。通学にかけられる時間はどれくらいか。保護者の働き方で、誰がどの役割を担えるか

使い方

  1. 保護者とお子さんが、それぞれ別々に記入します(お子さんは答えられる項目だけで十分です)
  2. 記入したものを持ち寄り、見方が違う項目に印をつけます
  3. 違いがあった項目を 1 つ選び、なぜそう思ったかを話します
  4. 何か月かあとにもう一度記入し、変わったところを見ます

合計点で「向いている」「向いていない」を判定するものではありません。

家族の記入がずれていても、それは問題ではありません。話し合うための材料です。

記入した内容は、お使いの端末(ブラウザ)にだけ保存されます。サーバーには送りません。

正解を出す表ではなく、家族の見方の違いを見つける表です。一人ずつ、ほかの人の答えを見ずに記入してください。回答はこの端末にだけ保存されます。

お子さんのこと

自分で決めたことを、時間がかかっても続けられる

テストや競争を楽しめる。うまくいかなくても次に切り替えられる

夜 9〜10 時には眠れる生活を、塾があっても守れそう

保護者のこと

成績が下がったときも、感情的にならずに話せそう

送迎・お弁当・スケジュール管理の時間を家族で分担できる

お子さんが「やめたい」と言ったら、理由を落ち着いて聞ける

家庭の条件

塾代と 6 年間の学費を、ほかの支出と合わせても続けられる見通しがある

きょうだいの時間やお金とのバランスに納得できる

通学時間や生活リズムの変化を、家族で受け入れられる

今の答えは、今の時点の見方です

小 6 の夏までは、考えを変えることができます。季節が変わったら、もう一度記入してみてください。

出典

塾・調査会社の調査は、その塾に通う家庭や調査に応じた人が対象です。全体の傾向とは異なる場合があります。