誰が言い出した?誰のための受験?
中学受験は、誰が言い出し、誰が決めているのでしょうか。調査の数字と、家族で話すための質問をまとめました。
約 3 分で読めます / 更新 2026-10-31
最初に考えたのは誰か
栄光ゼミナールの調査(私立・国立中を受験した、塾に通う家庭の保護者 371 人)では、受験を最初に考えた人は 2026 年で母 49.9%、子ども本人 28.0%、父 21.3% でした。2021 年の調査からほぼ同じ傾向です。
公立中高一貫校を受検した家庭(同 2025 年、保護者 130 人)では、母 41.5%、子ども本人 36.9%、父 19.2% でした。子ども本人がきっかけになる割合が高くなります。
一方、志望校などを主に決めたのは、私立・国立で子ども本人が 46.6% でした(2026 年)。
調査が父母を分けて集計しているため、ここでもそのまま示しています。誰が情報を集め、説明会に行っているかが、最初に言い出す人と関係している可能性もあります(調査で確かめられたことではありません)。どの形が正しいということはありません。
子どものため?自分のため?
株式会社 one 2026 の調査(子どもに中学受験をさせた親 165 人)では、「あくまで子どものための挑戦だった」が 41.8% でした。「子どものためと思っていたが、自分の希望・感情も混ざっていた」も同じ 41.8% でした。
この割合に、父母でほとんど差はありませんでした。
中学受験ノートだぞう×プラスト 2026 の調査(都内の受験を終えた保護者 500 人)では、「子どもの受験」54.4%、「親の受験」24.4%、「どちらとも」21.2% でした。
受験を経験した本人に聞いた one 2026 の調査(487 人)では、7 割を超える人が「受験して良かった」と答えました。一方で、当時の気持ちは「よく分からないまま流されていた」が 30.2%、「できればやりたくなかった」が 27.3% でした。
「良かった」と「流されていた」は、同じ人の中で両立することがあります。始めたときの気持ちと、終わってからの評価は、別のものとして見ておくとよさそうです。
親の希望が混ざるのは、多くの家庭で起きていることです。それ自体は悪いことではありません。
家族で話すための質問
はい・いいえで答えられる質問にしました。答えを点数にしたり、家庭を判定したりするものではありません。
家族それぞれが答えて、違いがあれば話すきっかけにしてください。
- お子さんから、受験や行ってみたい学校の話が出たことはありますか
- お子さんに「受験についてどう思う?」と聞いたことはありますか
- 保護者どうしで、受験について話したことはありますか
- 保護者が 2 人いる場合、2 人とも同じ学校の説明会や文化祭に行きましたか
- 受験しない場合に通う中学について、家族で調べましたか
- 受験にかかる費用の総額を、保護者が全員知っていますか
- 続けるかどうかを話し合う時期を決めていますか
- お子さんが「やめたい」と言ったとき、話を聞く人は決まっていますか
「いいえ」が多くても、心配することはありません。まだ話していないことが分かれば、それが次に話すテーマになります。
答えを持ち寄るときは、誰の答えが正しいかではなく、どこが違ったかを見てください。
受験を考える場合の次の一歩
受験しない場合の次の一歩
出典
- 栄光ゼミナール 受験生アンケート[私立・国立中学受験編]2026(塾に通い受験した家庭の保護者 371 人)
- 栄光ゼミナール 受験生アンケート[私立・国立中学受験編]2021(塾に通い受験した家庭が対象)
- 栄光ゼミナール 受験生アンケート[公立中高一貫校受検編]2025(塾に通い受検した家庭の保護者 130 人)
- 株式会社 one「中学受験に関する調査 自主調査レポート」2026
- 株式会社 one 調査のプレスリリース(リセマム)
- 中学受験ノートだぞう×プラスト「中学受験を終えた都内保護者 500 人調査」2026
塾・調査会社の調査は、その塾に通う家庭や調査に応じた人が対象です。全体の傾向とは異なる場合があります。